先日、ついにイギリス現地の銀行口座を開設しました!ロンドンとは少し異なる(?)エディンバラの銀行事情をご紹介します。
学生のうちに銀行を開設するメリット
留学の資金源が日本の銀行口座にある場合、イギリス現地で銀行口座を開設することなく生活することが可能です。私も大学院の学費、寮費、生活費を日本の銀行口座から引き出しており、アルバイトなどの収入源もなかったので、半年ほど銀行口座を開設していませんでした。しかし、フルタイムで働いている方から数ヶ月経っても銀行が開設されず困ったという話を聞き、卒業後のために重い腰をあげて銀行口座を開くことにしました。
学生の場合は、大学側がBank Letterというものを発行してくれます。大学の寮に住んでいる場合はこのBank Letterが住所証明になりますし、収入がなくても簡単に銀行を開設することができます。
現地学生*はStudent Bank Accountという学生口座を開設することができ、キャッシュバックやレイルカード無料などの特典が受けられるようですが、残念ながら留学生は対象外です。Student Bank Accountのサイトには、「留学生の場合はこの銀行口座を開設してください」という説明書きがあるので、特典は受けられませんがチェックしてみてください。
*イギリス国内に3年以上住んでいる人などの条件を満たす場合は申し込めるようです。詳しくは各銀行のウェブサイトをご確認ください。
銀行の種類について
イギリス国内で主要な銀行はスコットランドにもそれぞれ支店があります。ロンドンなどイングランドの都市との違いとしては、Bank of ScotlandやRoyal Bank of Scotlandの支店数・ATM数が多いことが挙げられると思います。スコットランドで銀行開設を予定されている方は「Best bank account in Scotland」「Best student bank account in Scotland」のようなキーワードで検索されると各銀行を比較しているサイトが見つかりますので参考にしてみてください。またイギリス国内で主要な16の銀行を対象とした顧客満足度は下記のウェブサイトや各銀行のウェブサイトから確認することができます。
スコットランドの銀行
まずは、スコットランドの銀行からご紹介します。
スコットランドに本店を構える銀行は3行あります。そして、大きな特徴としてはそれぞれの銀行が紙幣を発行しているという点です。スコットランドの通貨はイングランドと同様にポンドですが、エリザベス女王の描かれたBank of England以外の紙幣が存在します。この時点で驚きなのですが、さらに3つの銀行がそれぞれ独自の紙幣を発行しているのだそうです。(ただ、日々の支払いはカードを使っているのでなかなかお目にかかる機会がありません。)Bank of Englandの紙幣をスコットランドで使用することは可能ですが、スコットランドの紙幣をロンドンで使ったり、日本で両替したり時は断られる場合があるそうです。
Bank of Scotland
総合顧客満足度 9位、オンラインバンキング顧客満足度 5位
1695年に設立された銀行で、エディンバラに本店があります。この銀行はなんとヨーロッパで初めて紙幣通過を発行したのだそうです。そのため、本店にはMuseum of the Moundというスコットランドの銀行やお金の歴史についての博物館があり、無料で見学することができます。(おすすめです!)また、現在Lloyds Banking Groupの傘下となっています。話が逸れましたが、エディンバラやグラスゴーをはじめ、スコットランド内に支店とATMの数が多いので便利そうだなという印象です。私の周りも開設している人が多いです。
下記リンクのInternational Studentという項目に、留学生はClassic accountなど通常の預金口座を開設するよう指示が書いてあります。(※リンク先はStudent Accountのサイトです。)
Royal Bank of Scotland
総合顧客満足度 16位、オンラインバンキング顧客満足度 12位
1727年に設立された銀行で、こちらもエディンバラに本店があります。この本店の建物がとにかく美しいので、一度でいいから入ってみたいな…と密かに思っています。(ぜひGoogle mapで検索してみてください!)銀行名の頭文字をとってRBSと略されていて、Bank of Scotlandと同様に支店やATMの数が多いです。現在、Natwest Groupの傘下です。
下記リンクのAre you an international student?という項目に、留学生は通常の預金口座を開設するよう指示が書いてあります。(※リンク先はStudent Accountのサイトです。)
Clydesdale Bank
総合顧客満足度 15位、オンラインバンキング顧客満足度 16位
こちらはグラスゴーに本店があり、エディンバラには支店が1店舗しかありません。上記の2行がクラシカルな雰囲気に対して、Clydesdale Bankの支店はポップな感じで、最初は銀行だと気づきませんでした。
イギリスのメガバンク
イギリスでは、HSBC・Lloyds Bank・Barclays Bank・Bank of Scotlandの4行が4大銀行と呼ばれているそうです。エディンバラにある支店の情報を踏まえてご紹介します。
HSBC
総合顧客満足度 12位、オンラインバンキング顧客満足度 12位
世界最大級の銀行で、ロンドンに本社があります。
私はこのHSBCで口座を開設しました。エディンバラには支店がひとつしかないのですが、卒業後イギリスのどこで働くのか、はたまた他の国で働くのか全く決まっていないので、とりあえず大手の銀行口座を持っておきたいと思いHSBCを選びました。
また、HSBCにはInternational Student用の口座があります。(通常口座の開設は不可)
口座開設の詳細はこちらのブログにまとめています。
Lloyds Bank
総合顧客満足度 8位、オンラインバンキング顧客満足度 5位
緑色とお馬さんが目印のLloyds Bank。他の銀行と異なり、エディンバラの新市街ではなくWest Endの方に大きな建物がいくつかあります。この辺りに住んでいる方には便利だと思います。
下記リンクのInternational Studentの項目に開設可能な口座、サービス、必要な書類などがわかりやすくまとまっています。
Barclays Bank
こちらもロンドンに本店があり、エディンバラの支店は新市街のPrinces st. に面しています。私がエディンバラに来てからは建物がずっと工事中ですが、通常通り営業しているようです。
下記リンクのIf you have lived in the UK for less than 3 yearsという項目に、留学生は通常の預金口座を開設するよう指示が書いてあります。(※リンク先はStudent Accountのサイトです。)
実際の口座開設については、次のブログにまとめています。参考になれば幸いです。
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