イギリスの大学院に入学するために乗り越えなければいけない壁、それはIELTS!スコアが足りないときは大学院が提供しているプレセッショナルコースをパスすることで、英語力の要件を達成できる場合が多いです。今回は、実際に受講したプレセッショナルコースの内容や感想をお伝えします!
プレセッショナルコース申し込み時の状況など受講までの流れはこちらのブログにまとめています。
日程
エディンバラ大学のプレセッショナルコースは10weeksと6weeksのコースがあります。IELTSのスコアがどれだけ足りていないかによって参加できるコースが決まっています。
- 10 weeks : アカデミック英語の基礎(Phase 1)+専攻別コース(Phase 2)
- 6 weeks:専攻別コース(Phase 2)
6 weeksの生徒が途中から合流する形になります。
受講者数
エディンバラ大学のプレセッショナル受講者は670人以上、そして9割以上が中国人でした。(2022年)これでも、コロナ前と比べると人数がかなり少ないそうです。ここから専攻ごとに6つのコースに分かれます。私の参加していた言語教育系のコースは60人で、授業は大体15人程度のクラスで行われました。みんな東アジア系の顔をしているので、イギリスにいることを実感するまでに時間がかかりました。
時間割
エディンバラ大学のプレセッショナルコースは、午前または午後に3時間(+休憩30分)の授業があります。午前か午後か参加するコースによって決まっているので自分で選ぶことはできません。Writing, Reading, Listening, Discussionについて日替わりで1.5時間×2コマずつ学んでいきます。毎週金曜日には、進学予定の学科の教授が講義をしてくださるguest lectureがひとコマ分あります。実際の授業をひとあし先に体験できて良いと思いました。
試験
プレセッショナルコースをパスするためには、Listening、Reading & Writing、Speakingのテストで一定以上のスコアを取る必要があります。必要なスコアはコースが要求しているIELTSの点数によります。テストは最終週ではなく、4週目と5週目に実施されました。
Listening
講義スタイルのスピーチが20分×2回流れるのでメモを取りながら聞きます。その後、問題が表示されて、メモを見ながら単語を穴埋めしていきます。このテストは、単語の正しさよりも内容を聞き取れているかが判断されるので、対策が難しかったです。TED talkやBBC learning Englishで、聞きながらメモを取る練習がおすすめです。
Reading & Writing
指定されたテーマについて1400wordsのエッセイを書きます。テーマはコースごとに決まっていて、私の場合は「選択した言語教授法について評価せよ」というものでした。私は、教育について全く勉強したことがなかったので四苦八苦でした笑 エッセイプランやBody paragraphを先生が添削してくださる機会があります。
Speaking
Writing & Readingの内容について、プレゼンテーション(10分)+質疑応答(5分)を行います。これは、対面ではなくTeamsで行われました。
結果
授業が終わってから2週間後にオンラインで発表されます。この2週間はフリータイムなので国内外に旅行に行けます!(※プレセッショナルコースの結果が出たあとのビザの延長申請期間中はしばらく海外には行けません。)
成績が足りないと他のコースや他の大学に進学するという代案があるそうです。私のクラスにはいませんでしたが、帰国した人もいると聞きました。ただ、上記の3つの試験準備をしっかり取り組めば大体の方は大丈夫だと思います。
感想
私はもともとプレセッショナルコースを受講したくて受講しました。結果としては、お財布には優しくありませんが、やはり受講してよかったと思っています。
まず、友達ができました。私はあまり友達を作るのが上手ではないので、これがプレを受講する1番の理由でした。エディンバラ大学の場合は、進学予定の学科ごとにコースが別れているので、本コースに進んでからもプレで同じクラスだった子と仲良くする機会が多いです。
次に、アカデミックスキルについてじっくり学ぶことができました。学部時代も勉強した内容ですが、それから時間が空いてしまったので本コース前に再度学ぶことができてよかったです。アカデミックスキルは、IELTSの内容とは異なるので、受講されない場合もネットで調べておくと本コースで役に立つかと思います。Future lesrnや各大学のサイトで自己学習することも可能です。
そして、ゆっくり環境に慣れることができたのは大きかったです。プレセッショナルコースを受講中は忙しいと思っていましたが、本コースはもっと忙しくて街を開拓する時間がないので、暖かい時期に滞在できてよかったと思います。
みなさんもお財布と相談しながら、受講するかどうか決めてみてください。
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